ちょっと一言
1月といえば次年度のJIPA専門委員会の募集が始まる時期です。この場を借りて当会誌広報委員会の活動の一端を紹介しますので,
正会員の方々において来年度の委員派遣あるいは参加の参考にしていただければと思います。
我々の最大のミッションは,会員企業へ満足度の高い情報として「知財管理」誌を毎月発行していくことにあります。毎月12本程度の
記事を掲載していますが,そのうち半数は当委員会の企画によるものです。従って,一人当たり年間2〜3本程度の企画をすることに
なります。
他の専門委員会が特定のテーマで1年間研究を行うのに対し,当委員会は知財関連全般について様々な観点から企画を練り,
その道の専門家の方々に執筆を依頼して記事を書いていただいています。以下のように企画段階で委員はスキルアップする多くの
機会があります。
- テーマは実務に役立つ企画であれば自由ですので,自分の業務に関わることから,世の中で盛んに議論されていることなど日頃の 社業では触れることのない分野の話題まで幅広く取り上げています。各委員が考えた「企画」は委員会内での承認,専門家との面談 というハードルがありますので,その過程でたくさんのことを勉強していきます。
- 自ら企画した原稿はもちろん委員会原稿,投稿原稿など一人当たり年間5〜6件の査読を担当しています。徹底的に舐めつくすように 読みますので,当然知識が定着します。
- さらに機関誌が発行されると次の企画,査読の参考にするため,全員で各原稿をもう一度読み直します。
これを毎月繰り返していきますので,委員は自然と幅広い知識を身に着けていきます。
以上のように知財に関する幅広いスキルアップをお考えならお薦めの委員会ですが,さらに当委員会活動の性質上,委員の専門分野,
業種が多岐に渡っており,また第1小委員会は関東,第2小委員会は関西を中心に活動しているため,全国の様々な業種の方々と交流を
深めることができ,知財人として他では得難い貴重な財産を得ること間違いなしです。
委員会活動に少々工数を取られることになりますが,企業にとって貴重な人材育成の場になりますので,委員応募をお待ちしています。
(Y.O.)