ちょっと一言
知財管理4月号編集後記より
桜が咲いたら1年生、ひとりで行けるかな〜♪あれほど満開だった桜もほとんど散り、広葉樹の芽吹きに新緑の季節の到来を予感します。4月といえば日本では様々なことがスタートする月ですね。企業も4月から会計年度が開始するところが多いですし、学校も4月から始まります(最近では9月入学にしようとする大学もあるようですが)。
新入生の皆様はさぞ、不安がいっぱいだろうなと思います。友達100人できるかな、富士山の上でおにぎり食べたいな、山頂だとおにぎり凍っちゃうかもな、でもそもそも夏場しか上れないよな、夏までに友達100人ってちょっとキツイよな・・・わかります、わかります。誰もがこの時期抱く不安です。
知的財産部の新入社員の皆様も同様でしょう。上司は怖いのかな、仕事キビシイのかな、上司から「友人の娘さんなんだが、まあ見てくれ」といって釣書とか渡されたらどうしよう、お局様みたいな人から「あんたはランチに誘わないわよ」とか言われたらどうしよう・・・わかります、わかります。誰もが通ってきた道です。
そんな不安いっぱいの新人知財部員の皆様には、ぜひ知財管理誌を勧めてあげてください。知財管理誌は、知的財産に関連するテーマを幅広く取り上げています。新人知財部員さんにはQ&Aや今更聞けないシリーズから入っていただくのがよいかもしれません。もちろん、知識の整理・補充のために中堅・ベテラン知財部員にもお勧めです。個人的にも(新人じゃないけど)とても楽しみにしているシリーズです。
さて、今月号は如何だったでしょうか。知財管理誌では年に一度、4月号を特集号としています。Q&Aや今更聞けないシリーズはありませんが、「知財立国10年、成長戦略に寄与するこれからの知財」をテーマとした会誌広報委員会渾身の企画、興味深い記事ばかりだったのではないでしょうか。
私のように日々仕事に追われていると、とかく目の前のことに縛られがちですが、一度手を休めて今月号を手にしていただき、これからの知財のあるべき姿について考えてみてはいかがでしょうか。
今後も知財管理誌では協会会員の皆様へ有益な情報を提供しつづけ、日本企業がグローバル競争で勝ち残るための一助になればと思っておりますので、ご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。
(A.O.)