ちょっと一言

「瀬戸内の夏」知財管理7月号編集後記より

 7月になりました。いよいよ夏本番、暑さ本番となり、海水浴にもってこいの時期になります。

 このころになると瀬戸内海に面した町にある実家を思い出します。その町までは、新幹線を降りて在来線に乗り換えるのですが、しばらくすると電車は海沿いを走ります。今更ながら、こんなに波が穏やかでたくさん島が浮かぶのは瀬戸内ならではの光景だと感じます。

実家近くには小さな海水浴場が点在します。人であふれた大都会近隣の大海水浴場とは程遠い海水浴場で、小さな海の家と砂浜があるだけです。遠浅で波も無く、お子様連れの家族にはもってこいでしょう。家人を初めて瀬戸内の海水浴場に連れて行ったときは、あまりののんびり加減と波の無さに驚愕しておりました。

瀬戸内沿岸の気候の特徴としては、朝凪、夕凪があります。平野部が狭く、海と山が迫った地形であるせいでしょうか、朝方、夕方にはピタリと風が止まります。特に夕凪の暑さには要注意です。暑さがこもるため日陰にいても体力を消耗してしまいます。

また、瀬戸内と言えば、最近は大河ドラマもあって安芸の宮島、厳島神社を連想する方も多いのではないでしょうか。厳島神社には何度も訪れましたが、いまだに満潮時に出くわしたことがありません。いつかは海に浮かぶ神社の光景を生で見たいと思っています。宮島では水中花火大会も開催されます。高校の同級生宅の漁船に乗せてもらって、そよそよと吹く海風と用意してもらったお弁当に舌鼓を打ちながら見物した花火は絶景でした。なかなか贅沢な時間でした。

たまには日常の喧騒を忘れ、海辺でそよ風に吹かれながらのんびり過ごしてみるのはいかがでしょうか。                 

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(A.N.)

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