ちょっと一言

知財管理誌5月号編集後記より

ゴールデンウィークも終わり、皆様も仕事のペースを取り戻した頃でしょうか。海外旅行でリフレッシュされた方もおられると思います。

私のはじめての海外旅行はゴールデンウィークを利用した中国留学(?)でした。社会人向けに有給休暇をプラスした短期間のコースですが、大学の留学生寮に泊まって、午前中は中国語の勉強、午後は北京の市内観光に出かけるという、勉強半分、遊び半分の変わったコースでした。“よく学び、よく遊び”ということでしょうが、どちらもよく遊んだような気がします。

それまで海外へ行ったことがなく、どこへ行こうかと考えた結果、当時から今後発展するだろうと言われていた中国に決め、行くならその国の言葉が分かれば楽しいだろうとの考えで、NHKのテレビ講座から始めたものでした。何かを始めたくなり、外へ向かって動き出す良い季節かもしれませんね。

現地での最終日には卒業証書をもらい、送別会で白酒を飲み過ぎて、翌日の機内でも頭痛と吐き気が続き、日本入国を拒否されるのではないかと、冷や冷やしながら帰国しました。今、思い起こせば恥ずかしい限りです。しかし、お酒にまつわる失敗談には共感していただける方も多いかと思います。

時は過ぎて約20年後(2010年)、二度目の中国は上海でした。日本でテレビを見て知ってはいましたが、都市部の発展ぶりには時代の変化を強く感じました。錆付いていた片言の中国語を思い出しながら上海のホテルで見たテレビでは、CM画面に大きな商標表示が嫌と言うほど目に付きました。知財の職業病でしょうか。

ローコストキャリアの登場で航空料金が益々安くなり海外旅行がとても身近になってきました。今年はどこか珍しい国へ行きたいなと思って、世界地図を眺めています。

  • 写真1

(K.N.)

Copyright (C) Japan Intellectual Property Association All Rights Reserved.