ちょっと一言
「とある会誌委員の日常」知財管理誌4月号編集後記より
だんだん暖かくなってきて、新入社員、異動、お花見、歓迎会と、何かと新しい出会いやイベントでウキウキするこの季節。今年度も楽しく、仕事・趣味・勉強に頑張っていきたいと思う今日この頃です。ただ、花粉症の私には何かとツライこの季節。毎年よく花見に誘われますが「花粉症なので」と断らざるをえず、寂しい思いをしています。そんな私の趣味は社交ダンスです。これらの事実から導き出される、この時期に最も留意すべき事項、それは、練習や試合で、スピンをするたびに鼻水が飛ばないようにすることです。万が一パートナーにかかったらもう大変!・・ですが、その心配ももうなくなりました。なぜならば、これまではチャチャチャやルンバなどの種目を踊るラテンアメリカンを練習していましたが、最近、ワルツやタンゴなどの種目を踊るボールルームダンスに転向したからです。ボールルームはラテンのように首を素早く回転させないため、飛ばないのです。多分・・・。
仕事ではこれまで中間処理や出願業務を主としてやってきた私ですが、外国企業との交渉案件も担当することになりました。英語で特許議論をできるようにならなければいけなくなり、焦って、英会話をマスターしようと、最近CM等で話題の英会話教材を買いました。写真を見ながらプログラム通り勝手に喋らせてくれて楽チンなので、疲れて帰ってきてもやる気になれるところが気に入っています。その英会話教材に使用される多くの写真やプログラムにかかるソフトウェア特許や著作権に想いを馳せつつ、知的財産の塊を扱うビジネスモデルだな〜なんて思ってしまう自分はやっぱり知財部員です。交渉で上司にいいところを見せられるように頑張っていきたいと思います。
さて、震災から一年が過ぎましたが、今でも大きな余震が度々起こり、状況は依然として予断を許しません。災害に対するリスクヘッジは我が国の企業にとっても事業継続のための最大の課題の一つであると思慮します。各企業が事業で勝つために知恵を絞った一年だったのではないでしょうか。そして会社が事業で勝つために我々知財部員は何ができるのでしょうか。期が変わり、気持ちも新たに考えていこうと思います。
(K.S.)