ちょっと一言
「面白い恋人」事件 −大阪の「ノリ」をどうみるか−
北海道のお菓子「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市)から、商標権を侵害しているとして、大阪土産の菓子「面白い恋人」が販売差し止めなどを求められた事件。
どうなるんでしょうね。特許裁判だったら、ある程度、予測がつきますが、商標のほうはまったくの素人、よくわかりません。特許のセンスだと侵害ですね。「白い恋人」という文字を全部使っていますからね。「そっくり説」で侵害です。(そんな単純なものじゃないと思います)
しかしまあ、よく考えたものですね。思わず吹き出してしまいます。「進歩性」がありますよね。
15年くらい前の中国ニセモノ事件を思い出しました。たしか、JETROのパンフレットだったと思いますが、リコーのカメラにそっくりなニセモノのカメラが出ていました。
外観はそっくり、デッドコピーです。違うところは製品についているロゴだけ。字体はそっくりですが、ニセモノのロゴは、「RICON」になっていました。
「RICOH」と「NIKON」を掛け合わせたのだと思います。とっても上手い組み合わせに、思わず拍手しそうになりました。「これは創造である!」なんてね。
「面白い恋人」、大阪人からは評価されるでしょうね。売上が伸びているようです。
(M.S.)
<続編−H.D.>
お正月の帰省時に、話題の「面白い恋人」をゲットしようと何軒かのお土産店を覘いてみましたが、さすがに人気商品ということなのか売り切れてしまっており、手に入れることは出来ませんでした。しかしながら、「大阪の恋人」、「神戸の恋人」、「京都の恋人」が並んで売られていましたが、これも大阪人特有の乗りというか、ギャクなのでしょうか。
因みに、福岡では「赤い恋人」(博多めんたいこんにゃく:商標登録済み)が売られているとか。